終の棲家に入っても色々ある(臼井式レイキ)

お墓に入った後のお話

私は終の棲家に入ったら、もう終わりと思っていましたが、仏さんになった人にまつわる人のお話です。週に3日々手伝いにいく霊園で20代の若者が〇〇さんのお墓はどこにありますか?訪ねて来られました。お墓の建立者の意向でむやみにお墓の場所を教えてはいけないことになっています。恐れ入りますが、納骨した仏さまとどういうご関係ですかと尋ねたら、僕は息子ですと答えが返ってきました。亡くなった〇〇さんは確か独身だと聞いていましたので詳しくお聞きしたところ、20年前に離婚されていて元奥様の方に引き取られた息子さんという事でした。ほとんど顔も覚えてないお父さんでしたが、亡くなった時に遺産相続をされたようです。感謝の意味も込めてどうしてもお墓詣りをしたいというご希望でした。お母さんは離婚後再婚されてお父さんのご実家とは縁が切れていたので、遺産の件で亡くなったを知ったそうです。そういうご事情ならと建立者の了解を得ずともお教えいたしました。彼はとても喜ばれて、長い間お墓の前で手を合わせておられました。また来ますと笑顔で帰って行かれました。仏になったお父さんもお墓の中で喜ばれたことでしょう。あの世にいってやっと息子に会えたのです。お墓に入った後も物語は続くのです。生きているうちから、死んだ後も何かしら皆に語ってもらえるような生き方をしたいものですね。明日も頑張って生きましょう。もし、何か辛くなって誰かに励まして欲しい時は蜜彌にお声かけ下さい。お待ちしております。