毒親について

私の母も毒親だったのかもしれない

私の母はもう他界していますが、今から思い返すと毒親だったのかもしれないと思います。愛情豊かで働きもので子供も孫も可愛がる人でした。私は子供時代にはお母さんがいなくなったらどうしようと思うくらい大好きでした。私が結婚後も待ち合わせしてランチしたりデパートへ行ったりしていました。私が離婚後、実家近くに住んで母と父に支えてもらいました。母は夜だけ心配だから我が家に泊まってくれていました。心から感謝もしています。ただ、母が70代後半から私の行動を見張っていて、子供と一緒にでかけて夜9時に帰ったら「心配だから、どこへ行くかちゃんと言ってから出てと」すごい剣幕で怒るのです。私もいい大人で、母親なのですから、我が子をつれて遅くなってもいいではないかと心では思いました。その後も車で出かける時にどこへ行くのか、何時に帰るのかいちいち言うようになっていきました。合計離婚して17年間実母と土日と夜暮らしました。下の子が17歳になって、母に「ここまで一緒に面倒見てくれてありがとう、夜も土日も実家で過ごしてね。父もお母さんがいる方が心強いから」と思い切って伝えました。すると半狂乱になって「私の17年間を返してください。都合のいい時だけ使って、私を捨てるんだ」と言うのです。まるで、男女の別れ話のようになりました。当分の間拗ねていましたが、私の家には来なくなりました。それでも私は母が心配なので、犬の散歩の途中で実家によって、3年間は顔を見に行っていました。母が実家に完全に住むようになって3年後アルツハイマー型認知症になりました。あんなに私がこだわって好きだったのに、一番先に私が分からなくなりましたが、寂しいさと共に安堵感を感じました。とうとう私の存在が母の頭から無くなりました。「人間だもの」の相田みつおさんも詩も強い実母との葛藤から生まれたものだそうです。すごく親近感がある詩がたくさんあります。毒親をお持ちの娘さんはご苦労が多いでしょう。愚痴をこぼしに来てください。実母なので逃げられません。捨てられません。折り合いをつけながら付き合う方法があります。いつでもお待ちしています。蜜彌(^_-)-☆